このままで良いのか十勝・帯広。世界と戦うために必要な「情報戦略」が欠けていないか?

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私たちを乗せた未来行きの列車は、こうふく(幸福)にたどり着けるのでしょうか。

2011年12月、十勝・帯広が国際戦略総合特区「北海道フード・コンプレックス国際戦略経済特区」に指定されました。

北海道フード・コンプレックス国際戦略経済特区 - 帯広市

これは国の産業戦略で、北海道において国が戦略的に産業をやろうというのは、石炭以降なかったのではないでしょうか。北海道はもとより、特にフードバレーとかちを推進している帯広に取ってみれば、非常にすばらしいチャンスを得れたのかと思いますが、ちょっと待ってください。

十勝は食品自給率が1100%。

食が重要だ、食が重要だといいますが、まず消費者に買っていただくためにはどうする必要があるのでしょう?

1つめは物がすばらしい必要があります。これは十勝の一番良いところなので、強みを強みとして伸ばしていけばよいと思います。

2つめはプロモーション、つまりすばらしい食材があると言うことを消費者に知っていただく機会を作る、つまり良さを伝える努力が必要です。

製品のパッケージングもそうですし、訴求するためのキャッチコピーなども必要です。メディアへのパブリシティも必要でしょう。楽天などのECモールやウェブサイトでの訴求も必要です。

そこで活用されている技術があります。

Information Technology、つまり情報技術です。

携帯電話つかってますよね。Photoshopつかっていますよね、ホームページつかっていますよね、Twitterつかっていますよね。そもそもパソコン使ってますよね。すべて情報技術です。情報技術は伝えるための技術としてはもっとも効率的です。世界中の情報を手に入れられる、世界中に情報発信できる、もっとも優れた技術なのです。

情報技術の活用はどれくらいできているのだろう。

さて、十勝ではどれくらい情報技術を活用できているのでしょうか?

私の感想で言えば、ほぼ活用できていません。

楽天でネットショップを開くだけではなく、それ以上の努力はしていますか?
SEO対策をして上位表示されればいいとだけ思っていませんか?
Google Adwordsに出すだけで満足していませんか?

ITは発展途上です。知られている手順だけを手がけるのはナンセンスです。なにせ毎日技術は発展しているんですから。

すでに既知の手順をやるだけでは、他と横並びにはならないでしょうか。誰でも出来る事は誰もがやるので差がつきません。

世界と戦うのであれば、世界と戦うための技術を。

私がここで伝えたいのは、食材がすばらしい十勝で、もっと食材を世界に広めていくのであれば、ITに積極的に投資をすべきだということです。食材の良さをもっと伝えるにはどうしたらいいか、知恵を絞って方法を考えるべきです。

特に世界を意識して食材を広めていくのであれば、世界の壁(距離の壁)を簡単に越えられるのはITしかありません。

すばらしい食材とすばらしいIT。これが組み合わされば世界を変える可能性があるでしょう。なぜ東京や世界の技術を使うことしか考えられないのでしょうか。もっと新しい技術にチャレンジできないのでしょうか。

他人が作った技術だけではなく、より十勝にフィットした情報技術というものは考えられないでしょうか。

いまの十勝での動きは、食材をより良くしていくことしか考えられていないように思います。確かに食材の研究や新製品開発は重要です。これが無ければ始まりません。ただ食材を良くするだけで、爆発的にうまく行った物はどれだけあったのでしょうか。

「伝える」のがへたくそであれば、いくらがんばったって売れるわけがない。十勝・帯広にITエンジニアやデザイナーが何千人もいれば、amazonや楽天規模のECモールだって、次世代のプロモーション手法だって、十勝から生まれてくるかもしれない。情報収集だって今より進むだろうからマーケティングも新しい考え方でできるだろうし、遠い国に直接プロモーションかけられるかもしれない。

ITが進めば、十勝は加速的に良くなる。それは間違いない。

北海道が目標としている北海道全体の食品加工売上2兆円を、7兆円まで引き上げていくためには、特にPR力を高めるための情報戦略が必要だと思います。

残念ながら、フードバレーとかち戦略にはITに対する言及はほぼ皆無です。「ホームページで食の情報を発信する程度」しか行われないようです。(戦略案はレポートに出ています)

乱筆になりましたが、次世代の十勝を作り出すには「北海道フードコンプレックス」はすばらしい機会のはずですし、十勝を世界に発信していこうというフードバレーとかちは良い動きだと思います。

その中でITへの積極投資と言うことを組み入れていただきたいと強く思います。

十勝・帯広をもっと良くしたい!という思いの方や、妙案をお持ちの方がいらっしゃれば、是非いいね!やコメントをいただけると幸いです。

追記:もっとソーシャルな視点で。

さきほど「北のフードソムリエ」の北村貴さんに、帯広にはもっとソーシャルな視点での情報戦略が必要だとご指摘いただきました。

確かにFacebookやTwitterの登場で、今まで以上に消費者との距離を縮めることができる=より食材の魅力をPRできる機会があるはずなのに、まったく活かし切れていないと思います。

もっとソーシャルな視点でのマーケティング・プロモーション活動に力を入れられれば、少しは変わっていく気がします。

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