Facebookページを運用してみてわかった「ファン」を増やすために投稿で意識する3つのこと。

facebook_img.png

今日は企業ブランディングにFacebookページ活用する中でどんな事を意識すべきかというお話をしたいと思います。

Facebookページはご存じの通り、企業がFacebookユーザーに対して情報を発信することができるツールですが、企業の情報発信ツールとして有名なのはウェブサイトですね。Facebookページも情報を発信するという点では同じですが、通常のウェブサイトとなにが違うかというと「閲覧者との距離が非常に近い」という点です。この違いを活かせなければ、いままでのウェブサイトと同じです。Facebookページを使う意味は薄れてしまいます。

スカイアークでは、あるお客様のブランディングを目的として、その分野のニュースやお役立ちノウハウを配信するウェブメディアの運用を行っています。当然Facebookページもあります。

Facebookページを「いいね!」したユーザー(以下、ファンとします)は、そのFacebookページで発信されるコンテンツに興味があるからこそファンになっていただいているわけであって、ユーザー度外視で「うちのことを知って知って!」感で運用すると、せっかくのファンを逃してしまうことがわかりました。

私はそのことに気づくのが遅く、かなりの投稿を無駄にしてきました・・・

いいね!を外されてしまえば、せっかくの繋がりチャンスが無くなってしまいます。

今回は私がとにかくファンで居続けてもらうように、そのウェブメディアのFacebookページ運用でどういうことを意識したのかを、実体験を元に3つにまとめました。

1.自動投稿は使わない

CMSなどについているリンクとタイトルだけを自動投稿する、いわゆるソーシャルメディアへの自動投稿機能。便利ですよね。でも私は使いません。

というかやめました。

結論としては、自動投稿に利益があるのはウェブマスターだけで、タイトルとリンクだけの投稿なんて閲覧者からしてみれば価値が薄いように思えたからです。

半年くらい前までの運用では、単純に更新されたリンクとタイトルだけをCMSから延々と投稿していました。その投稿の中にはYahoo!トピックスに掲載されたような良いコンテンツもありましたが、ほとんど投稿に「いいね!」されることはありませんでした。

そこで、より読んでもらおうと、投稿ひとつひとつをちゃんと考えて投稿をするようにして、リンク・タイトルの自動投稿をやめました。そこでひとつの大きな変化がありました。

投稿への「いいね!」数が劇的に増えたのです。(具体的な数字を出せなくて申し訳ないのですが、1投稿につき数件だったものが数十件まで増えたレベルです)

過去に投稿したことがあるコンテンツを再度コメント付きで投稿したところ、当時からは考えられないくらい「いいね!」をつけてもらうことができました。

そのことから、単純にリンクだけを投稿するのではなく、ちゃんと考えた投稿を心がけた上で、さらに詳細を知りたい人に向けてリンクを添付することが、本当に閲覧者のためになるんだなと痛感しました。

余談ですが、弊社ではCMSを開発していますがソーシャルメディアへの自動投稿機能の実装を取りやめました。小規模で運用するなら直接手間をかけて投稿すべきだし、統合管理やワークフローが必要な場合はSM3やHootsuiteを使えばいいだけの事です。

※ここではなにも自動投稿が悪いと行っているわけではありません。リンク・タイトル投稿を自動化するのではなく、投稿一つ一つに心を込めるべきだと言うことです。

2.投稿は閲覧者のメリットを意識する

よくFacebookページを開設してニュースのタイトルとリンクだけをひたすら投稿しているページを見かけますが、先程もお話ししたとおり、あれは見る側にしてみればいい迷惑だということに気づくのが遅れました。

ウェブブランディングで最も重要なのはコンテンツです。Facebookページ自体にコンテンツが貯まっていかなければ、価値は上がりません。ただのリンク集になります。ただのリンク集だったら、よほど興味がない限りフォローし続けるのは無意味ですよね。

私もFacebookからのトラフィック流入を期待してリンクを投稿しつづけていたのですが、だいたい、タイトルとリンクだけであれば、リンクをクリックしてみない限りどんな情報かわかるわけありませんから、閲覧者に一手間かけさせてしまうことになり、あまり閲覧者にメリットが少ない事がわかりました。

そこで、リンクだけではなく「リンク先の情報を見ることでこんなメリットがあるんだよ!」と付け加えて、閲覧者に情報の価値をあらかじめ伝えるという一手間をかけることを意識し始めました。

さらにはリンクなしの投稿も意識して行うようにすることで、Facebookページだけしか得られないコンテンツという物も拡充をして、ファンを続ける価値を増やそうと努力しました。

そのおかげで今でも毎日ファンは増え続けてまして、むしろ加速しています。

Facebookページは流入を期待するツールとしてではなく、もっとユーザー目線で「有益なコンテンツ」を発信することができるツールとして活用すべきなんだと痛感しました。

3.ユーザーとのコミュニケーションを意識する

Facebookページの特性として「閲覧者との距離が近い」ということをお話ししましたが、「こんなニュースがあります。以上!」という投稿が多いように思います。これでは先に述べたように、ただのウェブサイトと変わりません。

私が投稿を行う場合は、

「こんな社風の会社です。みなさまの会社はいかがでしょうか?」とか「もしよろしければいいね!を押していただけるとうれしいです!」

などのように「いいね!」や「コメント」をしてもらいやすいように、コミュニケーションを即すように意識して投稿しています。

そして次に新しい投稿をするときは、いいね!がいつも以上についた反響のあった投稿を意識することで、より閲覧者にフィットした「有益なコンテンツ」を発信できると思います。

Facebookページを運用していると、どんな記事が興味があってどんな記事がダメなのか、いいね!や外部流出のトラフィックを見ればわかってきます。有益かどうかは閲覧者が教えてくれるのです。評価がわかるようになると、投稿もそれを意識した物になる。それにより長く有益な情報を発信することができるようになる。これこそがFacebookページの真価であり、より長くファンになって貰えるものだと思っています。

※ただ、私が担当しているサイトのように、企業ポリシー上コメントを返信することができない場合があると思います。そのような運用中にコメントがついた場合はせめてでもコメントに「いいね!」を押すことでコミュニケーションの意志を見せるようにしています。

おわりに

私が意識していることは以上となります。

ごくごく当たり前でありふれたノウハウかもしれませんが、やはり実際に運用してみると先ほど書いた3つの事は非常に重要でした。

ただ、当たり前なんですよね。ウェブサイトのすべてを決めるのは「コンテンツ」ですから、より閲覧者の視点に有益なコンテンツを出し続けることでメディアとしての価値を上げていくのは当然のことです。

スカイアークのFacebookページも、ちゃんと運用しないとなぁ・・・まともに運用できていませんが、お暇な方はぜひ一度ご覧くださいませ。

株式会社スカイアークシステムのFacebookページ

ほかにもこんな事を意識しているよ!という物があれば、コメントなどで教えていただけると幸いです。

  • うさうさブログ>
  • Facebook>
  • Facebookページを運用してみてわかった「ファン」を増やすために投稿で意識する3つのこと。
ページの先頭へ戻る