仕事や働き方に迷っている北海道のSE・エンジニアの方へ。
- 2013-04-01 20:54
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最近スカイアークではエンジニアを募集しているのですが、北海道のエンジニアの方と話しているとこんな話をよく聞きます。
- SIerの下請けの仕事ばかりで1からソフトウェアを作る事が無い。
- ずっと同じ技術を使い続けていてスキルが身につかない
- プロジェクトが終わるとチームが解散してしまい、腰を据えて仕事が出来ない。
- 月の残業時間が100時間を超えるのが常態化している。
- コーディングは仕様書を書き写す「作業」であり、頭を使うより「手」を動かすのが仕事。
- Web系などの新しい業態に転職しづらい。
これは旧態依然としたSIビジネスで働いているエンジニアの方によくある話のようですね。エンジニアは独自の発想より、いかに忠実に設計書をコードに出来るかが求められると。
北海道のIT産業は3917億円（2012年度）と第5位産業となっており非常な重要な産業です。そのうちソフトウェア産業が50.3%。さらにIT事業の従事者は約19,700人（2012年度）でそのうち48.4%がシステムエンジニア・プログラマーです。
もっと言えば道外からの仕事の比率は36.6%。道外で受けた仕事を人件費の安い北海道でニアショア開発する流れです（札幌は人件費が安いとPRして受注しているシステム会社もあるくらいです）。
これにより北海道は受託ビジネスが中心となっていることが分かります。
しかし、本当に北海道がいまのまま受託ビジネスを続けていていいのでしょうか？
クラウドファーストが当たり前に。
この写真は2012年12月の「Cloudforce」で私が講演したときの写真。400名席が満席でクラウドの関心の高さがうかがえます。そのときの様子はこちらのページからご覧いただけます。
IDC Japanによれば、国内のクラウド向けソフトウェア市場は2011年は1761億円だった市場規模が、2016年には5259億円に成長すると予測しています。この短期間で3倍ほどの伸びという急成長な市場です。
また、クラウドが当たり前になると、インフラなどの専門知識が不要となり、顧客が自分でシステムを設定し、かんたんなものであれば開発ができるようになります。つまりシステムエンジニアの必要とされる場面が少なくなり、SIベンダーの開発が減ってくるわけです。またシステム保守はクラウドベンダーが行うため、保守費用というSIでは重要な収益源もなくなります。
最近営業先に行って思うのが、顧客はまず始めにクラウドを検討する「クラウドファースト」がかなり増えていると実感しています。数年前から間違いなく市況は変わっています。
この辺については以下の記事で詳しく書いているので是非ご覧ください。
顧客に求められているものを身につける。
ITはご存じの通り日進月歩で、技術の進化がとても早く、新しい技術を始めて見たいと思いながらもなかなか先に進めない人が多いと思います。
そのためなのかわかりませんが、北海道でクラウド系の技術を発注しようとすると、ほとんどベンダーがいなくて本当に困っています。おそらく北海道にはクラウドのニーズが少ないから、始める必要が無いと思っている企業が多いのではないかと思います。
ただ、自分がやりたいことだけやる、いま出来ることだけをやるのではなく、「真に顧客に求められているもの」を身につける必要があるのではないでしょうか。
いまクラウドの技術を身につけておく事は、企業として、そしてこの業界に身を置く以上必要なのではないかと思います。
北海道で、クラウドをもっと身近に。
私は、北海道でIT産業がもっともっと根付くようにしたいと本気で思っています。
北海道の下請け構造を抜け出すためには、自分たちがどんどんと新しい技術にチャレンジし、独自の付加価値を身につける必要があるのです。
いまクラウドのビジネスは非常に活況で、非常に多くの案件が飛び交っています。その一部だけでも北海道で開発・納品できれば、企業としても北海道としても大きな成長が出来るのではないかと思います。
私は北海道でクラウドの技術が出来る会社さんとの連携、クラウド技術者の育成を加速させ、クラウドインテグレーションを北海道で受けられる環境を作っていきたいと思っています。北海道のIT産業が少しでも盛り上がるように微力ながら尽くしたいと考えています。
スカイアークは真剣です。
私たちはクラウドインテグレーション事業を10月から開始しています。
クラウドは非常に引き合いが多く、ソリューションエンジニア・クラウドコンサルタント（一般的にはSE業務）を大募集中です。仕事としてはSKYARC SolanowaやSalesforceなどのクラウドサービスを組み合わせてお客様のシステムを提案・開発・支援する仕事です。
北海道で新しいチャレンジをしたい方、いまの状況を抜け出したいという方。スカイアークは真剣です。我々と一緒にSIビジネスから抜け出し、新しい北海道の未来を作っていきましょう。
Javaなどの業務アプリケーション開発経験がある方、特にSalesforceの開発経験がある方、大歓迎です。
もしご興味あれば以下のページをご覧ください！（帯広・札幌・東京で募集中です）