MT4のウェブページ機能

Movable Type 4にはウェブページ機能というものが実装されています。

これは、MT上でフォルダを作成して、指定したフォルダにHTMLを生成することができる機能です。

MTで言うエントリーとは意味合いが異なります。

エントリー

・時系列に更新情報を列挙する
・カテゴリー、月別など自動的にアーカイブを行う
・生成場所はアーカイブマッピングによる

ウェブページ

・単体のHTMLを好きなディレクトリに生成できる
・アーカイブは行わない(厳密には行うことができますが)

エントリーは時系列で更新情報を並べるのは得意だが、好きな場所にHTMLを生成することができなかったので通常のWEB制作では不向きなことが多かったのですが、ウェブページは好きな場所に好きなHTMLを生成することができるので、従来不向きだったWEB制作で威力を発揮します。

これがどういう事かというと、今まで数百万していたCMSをMTで代替してみようという動きがあったと思いますが、好きな場所にHTMLを生成するのが大変だったり、自由度が低くかなりカスタマイズに苦労していたと思います。

ところが、ウェブページ機能を利用すれば、比較的大規模なWEBサイトも、自由度高く、カスタマイズに苦労せずに作ることができるようになるのです。

ようはCMSとしての機能が備わったと言うことですね。

CMSとして必要十分の機能を備えカスタマイズ性が高く、従来のCMSに比べたらめちゃめちゃ安い。

MT4だけで小~中規模のCMS構築はカバーできてしまいます。

大規模になるとワークフローやアクセシビリティなどが求められてきますので、プラグイン次第ですね。

従来のCMSより拡張性が高くリファレンスの多いMT4は、今後WEB制作のあり方を変えていくのではないでしょうか。