すべての牛をインターネットに。IVS Launch Pad 3位入賞しました。

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今週は本当にこのプレゼンのためだけに時間を使ったと言っても過言ではない。

なんでそこまで本気になったのか、自分でもわからないけど。

少なくとも時間は「プレゼン」のために使ったが、自分の経営ビジョンを短い時間でたくさんの人に伝えるための「練習」に時間を使ったことになった。そしてその時間が戦略をより研ぎ澄ますことになった。

ただのプレゼンの練習だけじゃなく、かけた時間が戦略立案の時間にすらもなった、とても貴重な経験をした。

なんの話かって、Infinity Ventures Summit 2014 Fall Kyoto 「Launch Pad」で3位入賞させていただきました。

私の動画は以下のURLの1:02から見れます。お暇な方はぜひどうぞ。

http://bizcast.bz/20233

今回は本当に勉強になった。

まず他人にプレゼンを評価いただく機会というのはそう多くないので、客観的に自分がどこがダメだったかが痛いほど(これ重要、自分作ったものはプライドあるから)わかる。分かれば直すしかないでしょう。直してさらに評価してもらう、ダメなところに気づく、これを当日までループ。

自分でもプレゼンは上手い方だと思っていたんですが、やれるべき事は無限になるということに気づけたのは、慢心しかけていた自分の戒めになって本当に良かった。

最後の最後で1つだけ気になっていたが、どうしても解決できないままステージに立った。これがまさか悪いほうに行くとは、妥協して成果が出なかったのは本当に悔やまれる。

それは何かって、FarmnoteはWEB系のサービスではないので、会場にいる方々が勘所を掴みづらいと思っていたのですね。だから大義やストーリー、そして世界市場の大きさをPRできればそれでいいかなと思ったのですが、そこはうまくいったっぽい。ビジネスとしてどれだけスケールするかという部分が、牛だけでプレゼンを閉じてしまったことによって評価を落としていたことが後でわかった。

ビジネスの部分をもっとすごいんだぜ!と言いたかったところはあったのだが、戦略上言えなくて悶々としていた。これは他に舞台に立った人たちも同じことだと思うから言い訳にもならないんだけど。けどもっと表現の仕方を変えるだけでインパクトをかえることができたんじゃないかなと激しく反省した。

終わった後、たった1枚プレゼンのスライドを書き換えた。そしたらプレゼンのスケール感が全然変わってきた。

うーん、悔しい。もっとできることがあったなと。

その書き換えたスライドを見て、あーー!!と。これを新しい戦略に取り込んだらもっとスケールできるぞ!と。

プレゼン大会で優勝するぞ!と思っていたのが最終的には戦略が研ぎ澄まされて未来がさらに明るくなるという、本当に貴重な経験でした。

今回このようなすばらしい機会をいただいたIVPの皆様、ありがとうございました。

ビジョンの真意

最後に「すべての牛をインターネットに」というビジョンの真意です。これはプレゼンではお話しできませんでしたのでここで補足します。

牛はたくさんの手間をかけて大切に育てれば、牛もストレス減るし人も利益があります。ビジネス的に言えば健康になることで乳量も増えるし事故も減るし、投薬も減るし、いいことばかりです。

しかし、牛がたくさんいれば頭に頼っただけのオペレーションは、どうしても抜け漏れが出ますし、常時監視しているわけにもいかないわけです。

すべての牛がインターネットにつながり、状況をリアルタイムで通知できれば、より抜け漏れを減らせる。

そして無駄 な作業が減り、より人が牛に対して時間を割けるようになる。そうなれば経済動物である牛もより健やかに過ごせるようになるし、農場の方々の作業負荷も減らすことができ、結果として利益が出る。こういう世界を目指したいと思っています。

私たちは経済動物である彼らが健やかに過ごすことで、結果として人の利益につながるという、ごく当たり前なことが当たり前にできるように、私たちの技術を活用していただければと思っています。

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